Glitters 障害者スポーツ専門ニュースメディア
2019年8月30日

三菱電機WORLD CHALLENGE CUP 2019

世界選手権3位のオーストラリアに悔しい一敗

大事な場面で確実にシュートを決める藤本怜央 | 世界選手権3位のオーストラリアに悔しい一敗|三菱電機WORLD CHALLENGE CUP 2019 | Glitters 障害者スポーツ専門ニュースメディア

大事な場面で確実にシュートを決める藤本怜央


東京・調布市の武蔵野の森総合スポーツプラザで開催されている、車いすバスケットボール男子日本代表の国際強化試合「三菱電機 WORLD CHALLENGE CUP 2019」。
大会2日目の30日、日本は、昨年の世界選手権3位のオーストラリアに挑んだ。

会場を埋め尽くした小学生の大声援のなか、香西宏昭の3ポイントシュートで幕を開けると、オーストラリア若手のエース、トム・オーネイルソーンも負けじと得点する。パスミスからなかなかリズムに乗れない日本に対して、得点を重ねていくオーストラリア。
タイムアウトをとり気持ちをリセットすると、「ディフェンス」で及川晋平ヘッドコーチ(HC)の信頼を得る、ユニット本来の持ち味が発揮され、点差を詰めていく。

2Qでは息をつく暇も与えないほどの、激しい攻防戦が繰り広げられる。
両者とも思うように得点をのばすことができない苦しい展開が続くなか、どっと会場が沸いたのが日本の華麗な連携プレー。
鳥海連志のスティールから、古澤拓也、藤本怜央へと速いボールムーブメントで前に進むと、藤本がフィニッシュをしっかり決め、観客の視線を釘付けにした。
しかし、なかなか点差を縮めることができない日本。前半を29-35の6点ビハインドで折り返した。

後半に入っても、運動量の落ちないオーストラリアに対して、主導権を握ることができない。
アグレッシブなプレーで点を奪うも、再び離され、思うように差が埋まらない。

45-53で迎えた最終Q。
多彩な攻撃で最後の追い上げにかけるが、日本のシュートはリングに嫌われ、その間にもオーストラリアのハイポインターが着実に仕事をして、さらに点差は広がった。
香西の初得点以外、終始リードを許した日本は、60-77でオーストラリアに敗れる結果となった。

及川HCは試合を振り返り、「世界3位のオーストラリアに対して、戦う姿勢やチームのスタイルは見せられたと思う。日本が弱かったという感じではなくて、勝ち負けのポイントのところでの差が相手にいってしまった。(世界3位のチームと)そういうレベルで勝ち負けをしていくという舞台には立ってプレーできていると思う」とポジティブにとらえた。

日本の次なる相手は、世界選手権4位のイラン。
昨年10月のアジアパラ競技大会決勝では、試合残り時間4秒で逆転を許し、2点差で敗れたイランに
雪辱を果たす!

(文・張 理恵、撮影・峯 瑞恵)
 
世界選手権3位のオーストラリアに悔しい一敗|三菱電機WORLD CHALLENGE CUP 2019 | Glitters 障害者スポーツ専門ニュースメディア
世界選手権3位のオーストラリアに悔しい一敗|三菱電機WORLD CHALLENGE CUP 2019 | Glitters 障害者スポーツ専門ニュースメディア
世界選手権3位のオーストラリアに悔しい一敗|三菱電機WORLD CHALLENGE CUP 2019 | Glitters 障害者スポーツ専門ニュースメディア
世界選手権3位のオーストラリアに悔しい一敗|三菱電機WORLD CHALLENGE CUP 2019 | Glitters 障害者スポーツ専門ニュースメディア
世界選手権3位のオーストラリアに悔しい一敗|三菱電機WORLD CHALLENGE CUP 2019 | Glitters 障害者スポーツ専門ニュースメディア
世界選手権3位のオーストラリアに悔しい一敗|三菱電機WORLD CHALLENGE CUP 2019 | Glitters 障害者スポーツ専門ニュースメディア
世界選手権3位のオーストラリアに悔しい一敗|三菱電機WORLD CHALLENGE CUP 2019 | Glitters 障害者スポーツ専門ニュースメディア
世界選手権3位のオーストラリアに悔しい一敗|三菱電機WORLD CHALLENGE CUP 2019 | Glitters 障害者スポーツ専門ニュースメディア
世界選手権3位のオーストラリアに悔しい一敗|三菱電機WORLD CHALLENGE CUP 2019 | Glitters 障害者スポーツ専門ニュースメディア

関連記事

最新記事