3月24日、IBSAブラインドサッカーワールドグランプリ2019の最終日が行われ、日本は3位決定戦でスペインと対戦し、0-1で敗れ4位で終えた。
「今までで一番いいサッカーができた」と高田敏志監督(以下監督)が言ったスペインとのグループリーグ第3戦と同じサッカーで臨んだ一戦だった。
日本は固いディフェンスにより、体格が大きい相手のパワーに立ち向かい、前半を0-0で折り返す。「あの時だけ壁際で相手とっていいポジションを取らせてしまった」とセルヒオ・アラマールにボールを奪われ、後半17分にゴールネットを揺らされ、先制を許した。
監督は「それまではいいサッカーでもあの一瞬で決まるのがサッカー」と試合後、選手に伝えた。また、課題についても「代表メンバーで集まる機会の少なさと試合での経験値」と語った。
課題の克服と結果にこだわり続けた今大会で得た収穫を糧に東京パラリンピックに向けて、精密なサッカーに磨きをかけ、輝いてほしい。
決勝は昨年と同カードである世界ランキング2位のアルゼンチンと同ランキング11位のイングランドで行われ、2-0で2連覇を果たした。
【結果一覧】
優勝 アルゼンチン
2位 イングランド
3位 スペイン
4位 日本
5位 トルコ
6位 タイ
7位 コロンビア
8位 ロシア