リオパラリンピックの最終選考を兼ねたIPC公認2016ジャパンパラ陸上競技大会は、6月4、5日の2日間、新潟県のデンカビッグスワンスタジアムで行われ、大西瞳(ヘルスエンジェルス)がT42(片大腿切断など)女子100mで16秒90のアジア記録を樹立するなど好記録が相次いだ。5日、T42女子走幅跳びでも日本記録を出した大西は「自己ベストが出たことは嬉しい。あとは祈るばかり」と悲願のパラリンピックの舞台を思い描いていた。5月1日に男子走幅跳びで世界記録を樹立した*山本篤(スズキ浜松AC)は、6m49の大会新で優勝した。自身初のパラリンピックを目指す辻沙絵(日本体育大学)はT47(片前腕切断など)の女子100m、200m、400mと出場した全ての種目を制した。
*5月にリオデジャネイロで開催されたテスト大会でデンマークのダニエル・ヨーゲンセン選手が6m67で世界記録を更新している。