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2014年11月16日

北九州チャンピオンズカップ

日本がイギリスを破り優勝!

日本がイギリスを破り優勝!|北九州チャンピオンズカップ | Glitters 障害者スポーツ専門ニュースメディア
第11回北九州チャンピオンズカップ(北九州市立体育館/11/14~11/16)大会3日目、日本は予選リーグを2勝1敗の2位で通過し、決勝でイギリスを64-58で下し優勝した。
午前に行われた予選リーグ最終のイギリス戦では、既に日本の決勝進出が確定していたため、終止若手主体のユニット構成で臨んだ。スターティングメンバーは村上直広(4.0)、鳥海連志(2.0)、岩井孝義(1.0)、福澤翔(4.5)、豊島英(2.0)。平均年齢は20歳。豊島以外の4名は日本代表初選出。1Q、若手選手の緊張もあり、序盤はなかなかシュートが入らない。対するイギリスは着実に得点を重ねて日本6-15イギリスで1Q終了。2Q、1Qでシュートが全く決まらなかった福澤のシュートが入り始めるが、全体としては流れに乗り切れない。イギリスはターンオーバーからの連続得点で点差をさらに広げる。日本18-35イギリスで前半終了。3Q、後半のスタートはスターティングメンバーと同様の5人。3Qの最初に鳥海が得点し、20-35とするが、その後イギリスに3連続で得点され、20-41と20点以上の差がつく。ここで及川HCがタイムアウトをとる。岩井、福澤を下げて、藤澤潔(2.0)、宮島徹也(4.0)を投入。2名の交代で攻守共に流れがかみ合ってきた日本は、宮島、藤澤、村上の連続得点で一気に点差を詰め、日本33-43イギリスの10点差で3Q終了。4Q、鳥海、村上の若手2人が躍動し、日本の3連続得点で、残り4分で4点差まで詰め寄る。しかし、最後はイギリスに振り切られ、日本45-52イギリスでゲームセット。次の決勝につながる試合であった。
決勝では再度イギリスと対戦。スターティングメンバーは藤澤、湯浅剛(1.5)、豊島、宮島、藤本怜央(4.5)。1Q、宮島のゴール下からのシュートで日本が先制。フリースローで1点返されるが、藤澤、藤本、豊島の3連続得点で8-1に。流れを変えたいイギリスはタイムアウトをとる。この間に日本は宮島以外の4名を入れ替え、川崎皓也(3.0)、村上、下村浩之(1.0)、鳥海、宮島のユニットに。ディフェンスのプレッシャーを強め、リバウンドを奪い、きっちりとゴールするという理想的な流れで着実に得点を重ねて、日本18-7イギリスで1Q終了。2Q、日本はめまぐるしくユニットを変えながら、流れるようなパスワークから得点を重ね、一時は28-13と15点差まで広げる。しかし、イギリスも粘りを見せて、日本32-24イギリスで前半終了。3Q、後半のスタートは湯浅、鳥海、豊島、宮島、藤本。後半の立ち上がり、イギリスに3連続得点で猛追され、34-32の2点差に。及川HCがタイムアウトをとり、選手に指示をだす。宮島に代えて、村上を投入。村上、藤本がシュートを決めるが、イギリスも粘り点差は広がらない。3Q残り1分を切り、イギリスに3Pシュートを決められ、40-39の1点差に。しかし、エースの藤本がブザービーターを決め、日本42-39イギリスで3Q終了。4Q、開始早々にイギリスに得点され、再び1点差の42-41に。ここから日本のエース藤本が3連続得点で5点を挙げ、47-41と再び点差を広げる。2点返された後も、速いパスワークから藤本、豊島、湯浅が3連続で決めて52-43に。イギリスも粘りを見せて、3Pを含む3連続得点で53-50と猛追される。藤本、豊島の得点で点差を広げる。残り2分で9点差の61-52。イギリスがファールゲームを仕掛けるが、藤澤、宮島、豊島がきっちりフリースリーを決めて64-58で日本が優勝した。
【及川HCのコメント】
「若手が主体となり、何もないところ一から作り上げていき、最後に優勝という結果が残せてよかった。選手はよくやった。これからも自身を持ってやっていってほしい。」
【藤本怜央選手のコメント】
「昨日の時点でイギリスと2回戦うことは分かっていたので、事前に戦術・戦略をたてれた。午前の試合は負けはしたが、相手の出方も分かり、修正できたのが大きい。個々人の力と日本人特有の「和」の精神による連携プレーが上手くかみ合ったことが優勝という成果に繋がったと思う。世界大会は今回(4試合)の倍はゲーム数があるので、チーム全体が長期間安定して戦えるスタミナをつけるのが今後の課題」
【村上直広選手のコメント】
「大会前は、限られた出場機会の中でいかにパフォーマンスを発揮するかを考えていたが、自分の予想よりも多くの出場機会をもらえたので、それに応える形でいいパフォーマンスができたと思う。今後は日本代表に定着できるように頑張ります。」
【鳥海連志選手のコメント】
「日本代表の試合の中でも走りやミドルシュートなど自分らしいプレイができたと思う。6年後の2020年の東京パラリンピックではスタメンとして活躍できるように、もっと頑張っていきます。」
■予選リーグ
日本 57-32 韓国
日本 62-55 オーストラリア
日本 45-52 イギリス
■決勝
日本 64-58 イギリス
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