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2019年4月28日

天皇陛下御在位三十年記念 天皇杯・皇后杯 第35回飯塚国際車いすテニス大会 (JAPAN OPEN2019)

国枝、4年ぶり9度目の優勝。天皇杯を制す。

激戦の末、見事優勝した国枝慎吾

4月23日(火)〜28日(土)の6日間、天皇陛下御在位三十年記念 天皇杯・皇后杯 第35回飯塚国際車いすテニス大会 (JAPAN OPEN2019) が筑豊ハイツ(福岡県飯塚市)で行われ、男子世界シングルスランキング1位の国枝慎吾が4年ぶり9度目の優勝を果たした。一方、女子シングルスで6連覇中の上地結衣は、惜しくも決勝で敗れ、7連覇を逃した。

本大会は、世界最高峰の「グランドスラム」に次ぐ「スーパーシリーズ」のひとつの大会であり、アジアでは最高峰となる。昨年から天皇杯、皇后杯が下賜されており、今年からはクアード優勝者に文部科学大臣杯が贈られることとなった名誉ある大会だ。

優勝が決まりガッツポーズする国枝

男子シングルス決勝戦に進出した国枝は、同シングルスランキング3位のステファン・ウデ(フランス)と対戦。第一セット、7-6で接戦を制すると、続く第二セットも7-5で競り勝ち、見事天皇杯を手にした。
「天皇杯を是非いただきたかったという思いが今日は強かった。天皇杯とウィンブルドンという残された課題の一つをクリアできて、今すごくホッとしています」と笑顔を見せた。
ダブルスでは、眞田卓とペアを組み決勝に進出した。
対戦相手は、ステファン・ウデとニコラス・ペイファーの世界ダブルスランキング1位であるフランスペア。3-6、2-6 と終始相手のペースで試合が進み、流れを持ってくることができずに敗北を喫した。
「穴がなかった。どこに攻撃していいのかというのがあったが、自分たちのパフォーマンスで言うと、とまだまだ消化しきれてない所があった」と眞田は振り返った。

世界トップレベルの戦いを見せた上地結衣

「試したかったことを試せたというのは大きな収穫」
そう話す上地結衣は、女子シングルス決勝で、ディーデ・デグルート(オランダ)に3-6、6-7で惜しくも敗れた。
8連覇がかかっていた本大会だったが、「あの試合をしていたら連覇はできない。自分の実力不足かな」と悔しさをにじませた。敗戦の原因の一つにサーブを挙げ、「精度の甘さが目立った試合だったと思う。もう少し自分の球の精度を上げていきたい」と今後に向けて語った。

【結果一覧】
・男子メインシングルス
優勝 国枝 慎吾
2位 ステファン・ウデ(フランス)

・男子メインダブルス
優勝 ステファン・ウデ、ニコラス・ペイファー(フランス)
2位 国枝 慎吾、眞田 卓

・女子シングルス
優勝 ディーデ・ディグルート(オランダ)
2位 上地 結衣

・女子ダブルス
優勝 マリヨレン・バイス(オランダ)、ダーナ・マシューソン(アメリカ)
2位 ディーデ・ディグルート、アニーク・ファンクート(オランダ)

・クアードメインシングルス
優勝 ディラン・アルコット(オーストラリア)
2位 デビット・ワグナー(アメリカ)

・クアードメインダブルス
優勝 ディラン・アルコット、ハース・デビットソン(オーストラリア)
2位 菅野 浩二、キュソン・キム(韓国)

・男子セカンドシングルス
優勝 小田 凱人
2位 ウォラキット・デンチュエン(タイ)

・男子セカンドダブルス
優勝 川合 雄大、小田 凱人
2位 長櫓 圭永、清水 克起

・クアードセカンドシングルス
優勝 當間 寛
2位 立花 力

(文・撮影、峯瑞恵)

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