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2019年9月7日

2019 IWRF 車いすラグビーアジア・オセアニア選手権大会

日本が韓国、タイに圧勝!オーストラリアとの大一番に向け弾み

チーム最年少ながら堂々たるプレーを見せた橋本勝也

 
韓国・江陵アリーナで開催されている「2019 IWRF 車いすラグビーアジア・オセアニア選手権大会」。
2日目の7日、日本は韓国、タイとのダブルヘッダーに臨んだ。

午前10時から行われた1試合目の韓国戦。
日本は、攻守にわたりチームの要となる池透暢、池崎大輔、島川慎一の3.0プレイヤーを温存させながら、若手選手を多く起用したラインナップで試合を展開する。
近年、めきめきと実力をつけて来た韓国に対し、ミッドポインターの中町俊耶を中心に着実に点を重ね、18-12で第1ピリオドを終える。続く、第2ピリオドでは、韓国のインバウンドをことごとくカットして相手の攻撃を封じ、韓国をわずか3点に抑え、35-15と大量リードで折り返した。

第3ピリオド、羽賀理之が走力を活かしたプレーで得点を次々と挙げると、その勢いを受け継ぐかのように橋本勝也も躍動する。51-24で迎えた最終ピリオドでは、韓国が底力を見せ反撃を試みる。一進一退の攻防が繰り広げられるが、日本のリズムを崩すことはできない。
日本ボールのラスト1プレー、残り時間0.5秒。最後のトライを奪えるかという緊迫した場面で、タイムアウトを取り意志疎通を図る日本。助走をつけながらトライのチャンスを狙う橋本に韓国の選手が反応する。それを見逃さなかったインバウンダー・中町が、キーエリア内で待ち構えた乗松聖矢に合わせ、見事、最終トライを決め、64-34で勝利した。

そして、16時30分から行われた2試合目では、ここまで0勝3敗のタイと対戦。
日本にとっては、様々な“チャレンジ"に挑んだ試合となった。これまでの試合とは違い、終始、キーディフェンスを敷く日本。1.5-1.5-2.0-2.0という持ち点の合計7.0(*)のスターティングラインナップで試合が始まると、その後も、若手とベテランが融合した、これまでにないラインナップで試合を進め、26-11で前半を終える。

第3ピリオド以降も、若手のみのラインナップやローポインター3人が入るラインナップで観客を驚かせる。最後には0.5-0.5-1.0-2.0(合計4.0)のラインナップまで登場し、タイに力の差を見せつけた。
日本は59-25で圧勝し、翌日に迫ったオーストラリアとの大一番に向け弾みをつけた。

2試合を通してプレータイムの多かった橋本は、「相手のスペースに走ってトライを奪えた良いプレーもあったが、ミスを重ねてしまったり、パスやランの判断に迷いが生じるなど反省しなければいけないところも多かった。オーストラリア戦に向けて、やるべきことをやっていい状態で臨みたい」と自身のプレーを振り返った。

日本は大会3日目の8日、世界ランキング1位、最大のライバル・オーストラリアとの一戦に臨む。

*コート上の4人の持ち点の合計は8.0以内と定められている。

(文・張 理恵、撮影・峯 瑞恵)
 

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